米国フェニックス -
Media OutReach - 2022年6月15日 - グローバル・テクノロジー・ディストリビュータ大手の-アヴネット(ナスダック:
AVT)は、このほど、光ファイバーで世界最大級の非鉄金属メーカーである株式会社フジクラと、最先端の5G NR
*1 FR2ミリ波周波数帯
*2向け評価/開発プラットフォームの開発および販売で提携しました。
このプラットフォームは、AMD XilinxのZynq
® UltraScale+™ RFSoC
*3 Gen3と、フジクラのフェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール(PAAM)で構成され、アヴネットのRFSoC Explorer
®ソフトウェアにより制御されます。これら最先端のコンポーネントとソフトウェアの組み合わせは、高度な5Gミリ波システム開発とプロトタイプ設計を容易にし、お客様が迅速に5G基地局プロトタイプを作成することを実現します。
特に本プラットフォームは、使いやすさで定評のあるアヴネットのRFSoC Explorer MATLABアプリケーションを使用することにより、アンテナからデジタルに至るまでのシステム全体の制御を、さらにはミリ波ビームフォーミングアプリケーションの実装とテストをHDL(ハードウェア記述言語)やソフトウェアコーディングなしに迅速に行うことを可能としています。
アヴネットのプロダクト&新技術担当バイスプレジデントであるJim Benekeは、今回の提携について次のようにコメントしています。
「特に産業・通信分野において、より広帯域のアプリケーションが5Gミリ波通信のニーズを牽引し、マーケットが拡大しています。フジクラ、AMD Xilinx、MATLABとの協業を通じて、私たちは新たなソリューションの組み合わせを提供します。お客様はこのソリューションを用いることで、エンジニアリングに要する時間を短縮し、5Gマーケットに素早く参入することができます。」
フジクラのPAAMは、アレイ・アンテナ、ビームフォーミングIC、周波数変換ICおよびフィルターを高度に集積したモジュールであり、3GPPバンドであるn257(28GHz帯)、n258(26GHz帯)、およびn261(27GHz帯)の各周波数帯で動作します。高度に統合したモジュールを提供するというフジクラ独自のアプローチにより、5Gミリ波基地局に求められる最適な構造、性能、消費電力、総所有コスト(TCO)を実現しており、5Gミリ波インフラを構築されるお客様のシステム開発時間の短縮にも大きく貢献することができます。
フジクラ 電子応用技術R&Dセンターのセンター長である西出研二氏は、次のように述べています。
「当社は5 Gミリ波技術の開発にコミットしています。この技術は、固定無線アクセス (FWA) やモバイルブロードバンド、さらにはスタジアムやショッピングモール等の屋内会場における高密度カバレッジといった様々な使用環境へのアプリケーションを通じて、お客様に5G通信の大きな価値を提供することができます。技術流通の世界的リーダーであるアヴネットとの協業により、フジクラの革新的なPAAMソリューションを世界中のお客様にお届けできることを嬉しく思います。」
詳細についてはWebサイトをご覧ください。:
Avnet-Fujikura PAAM Collaboration | Avnet Boards